自力で健康を目指す天邪鬼

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健康な生体は秩序化されたもの。部分でなく全体をみるホリスティックな視点で健康情報をお届けします。

木酢液のリスク…発がん性物質が含まれているというけど…

私の住む沖縄はいままでにないような暖冬で、特にこの真冬の時期に気温20℃越えが連日続いています。

そんな中で日課にしている温冷浴をしても、あまり効果が期待できず、「そろそろ終わりにしようかな」とも考えています。

 

ところで、温冷浴の準備をする際、湯船に木酢液を入れています。

その目的は水道水の塩素を除去すること、そして雑菌繁殖を防ぐためです。

塩素については効いているかどうか分かりませんが、雑菌繁殖しないことについては、数日使用してもぬめりが出ないことから、その効果を実感しています。

 

ただですね・・・木酢液を調べていると怪しげな情報を見かけるんですよ。

木酢液には発がん性があるというのです。

そこで、どの程度のリスクがあるのか情報を探してみました。

木酢液に含まれる有害物質や人体への影響について

以下、調べた結果を載せます。

木酢液はその作り方により、高濃度のホルムアルデヒドが含まれることがある。

◆ 国際癌研究機関(IARC)によると、ホルムアルデヒドはグループ1(ヒトに対する発がん性が認められる)に分類されている。

ちなみに、アルコール飲料や加工肉(ハム・ベーコン・ソーセージなど)も同じくグループ1に分類されています。

◆ 建築、土木関係や家具、建具などで利用される合板には接着剤が使用されている。接着剤にはホルムアルデヒドが含まれている。接着剤を含有する建築廃材から作られた木酢液は、ホルムアルデヒドの濃度が高い。

ホルムアルデヒドは部屋の壁紙の防腐剤・接着剤などにも含まれ、床に使用されるフローリングや壁・天井の壁紙面などから発散される。

環境省の「化学物質の環境リスク評価」では、ホルムアルデヒドについてヒトが低濃度かつ細胞毒性の起こらない濃度で暴露したとしても、組織が繰り返し障害を受けなければ、発ガンリスクは無視できるとしている。また、経口経路による発ガン性を示す証拠は乏しいとされている。http://www.maff.go.jp/j/council/sizai/tokutei_noyaku/06/pdf/data2-8.pdf

◆ 煙の温度が80℃〜150℃のものを冷却して得た木酢液には、発がん性物質3.4-ベンツピレンを含んでいない。

木酢液は製造の方法によって品質のばらつきが大きい。個人や小規模の工場で製造されるもの、輸入品は有害物質が含まれている可能性が高い。

 

木酢液の販売業者によっては、自社製品が
 ・建築廃材を使っていない
 ・煙の温度150℃以下で作っている
 ・長期静置によりタールなど発がん性物質を除去している
 ・定期的な重金属、発がん性物質、毒性物質の検査をしている
など、安心・安全出あることをアピールしているところがあります。

有害物質がゼロは逆にリスクがある?

危険性を煽る怖い情報を読んだりすると、危なっかしくて使ってられないと思うかもしれません。

しかし、本当に人体に深刻な影響を与えていれば、規制が入って販売されていないはずですよ。

 

木酢液のリスクを啓発する人の中には、「癌になりたくて木酢液の風呂に入るのですか」と言う人がいます。

しかし発がん物質には、それがあるからこそ免疫力が増強されるという側面もあるのです。

この世の中に発がん物質が存在しなければ、免疫系が発がんを抑える必要がなく、その仕組みも進化の過程で獲得しなかったはずです。

だから、発がん物質の量を減らすことは必要だろうけど、完全除去する必要はないのです。

また、ホルムアルデヒドなどの有害物質は、食品の中にもわずかながら含まれています。どのみち体内に入ってしまうものなのです。

 

問題は発がん物質の量ですが、さすがに多すぎると免疫系の対応力をオーバーしてがん細胞が増殖することになります。

ですが、古来より使われている木酢液が原因で、病気になったとか癌になったという話を聞かないことからすると、木酢液の人体への悪影響は小さいと思うのです。

むしろ、以下で示すように、木酢液の恩恵を受けている人の話がよく目にとまります。  

木酢液の恩恵を受けている人が少なからずいる

以下、Yahoo知恵袋から引用します。

◆質問

 生後3ヶ月の息子は肌が弱く、アトピーぽいのです。アトピーの乳児にお勧めのスキンケア製品(ソープ、保湿剤など)で良い物があれば教えていただけませんか?よろしくお願いします。

◆回答

 ウチの子もアトピーですが、市販の物はどれも効果なしです。 合うかどうかはその子によると思うので、1つずつ試してみた方が良いですよ。

 ちなみに、ウチは、お風呂に木酢液を入れるようになってから、素晴らしく改善しました。 冬になるとどうしてもひどくなりがちですが、そんなときは病院からの薬を使っています。

 まだまだアトピーと言うには早い月齢でしょうから、おそらく乾燥しているんだと思いますが、乾燥肌とアトピーの出やすさは関係あるらしいです。 ひどくなるようでしたら、診察を受けた方がよいですよ。

 

引用元:

生後3ヶ月の息子は肌が弱く、アトピーぽいのです。アトピーの乳児にお勧め...

他にも、木酢液を使った体験談が回答コメントとして投稿されています。

ざっと調べた結果を一部載せておきます。

いんきん、水虫がよくなった

水いぼに即効性あり

あせもやアトピーに効く?

尋常性乾癬での使用

乾燥肌に紫蘇木酢液が効く?

皮膚トラブルに効くことが多いようです。

やはり菌の繁殖を止める効果が強いようですね。

もっと知りたければQ&Aサイトで「木酢液 肌」「木酢液 アトピー」「木酢液 いぼ」などのキーワードで調べてみてください。 

おわりに

木酢液のリスクを勉強して、使う量が問題だと思いました。

飲用したり湯船にたくさん入れたりしなければ、大丈夫かなと思います。

私がお湯を張った湯船(たぶん200リットルくらい?)に投入する量は、たったのキャップ1杯(約20cc)です。

ちなみに販売業者は50cc〜100cc入れるようにと言っています。

もし木酢液を使うことで気分が悪くなったり何か不調が出たら使用をやめますが、そのような経験は今のところありません。

上手に活用したいと思っています。

 

最後にYahoo知恵袋での肯定派と否定派のやりとりのリンク先を載せておくので、ご判断ください。その際、ベストアンサー以外のコメントもチェックしてください。

木酢液類に発ガン性があることをご存じの方はどの位いますか? - 日本の木酢協...

木酢液について。 - 木酢液に発がん性物資が含まれている可能性...

木酢液に発ガン性なんて真っ赤なうそ! 公的な根拠ないよ! - 木酢...