自力で健康を目指す天邪鬼

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健康な生体は秩序化されたもの。部分でなく全体をみるホリスティックな視点で健康情報をお届けします。

鼻茸(鼻のでき物)が小さいとき、手術を決断する前に試したいこと

 最近、起床時に鼻がつまっていることがあります。風邪引いたわけでも花粉症の症状でもありません。鼻茸(はなたけ)です。鼻ポリープとも言われますが、腫瘍ではありません。竹の子ように取っても取っても出てくるため、鼻茸と言われています。20年前に手術で取ったのですが、久しぶりにあの時と同じ違和感が出てきました。

 手術を受けると、陰茎に管を通されたり喉に血が流れてカラカラになったりと辛い記憶があるので避けたいのですが、鼻茸が大きくなったら手術するしかなさそうです。ネットで調べたところ、私が聞きたいと思っていたことがQ&Aサイトに投稿されていました。

 鼻茸が手術以外で取れた人いますか?

 鼻茸を小さくする方法でもいいです。鼻茸の治し方をネットで調べても難しい事ばかりでよく分かりません。

 もともとが慢性副鼻腔炎ですが、昨年の夏ごろからドロドロの鼻水が口にまで流れ出したので、耳鼻科に行くと「鼻ポリープがある」と言われ、ネットで鼻ポリープを調べると鼻茸の事だと知りました。

 耳鼻科では「大きくなったら手術をします」といわれ意気消沈しています。この鼻茸、どなたか助けて下さい!

 なんとか手術は避けたい・・・という気持ちが現れています。私も同じ気持ちなので、自分で何かできることはないか調べてみました。

鼻茸の自力解消法はほとんど無い

 ところが・・・丹念に調べたつもりですが、これといった情報が見つかりません。鼻づまりの解消法はわりと簡単に見つかるけど、鼻茸については非常に少ない。一応見つかった対策を挙げておきますと、

漢方薬「ホノミビスキン」を使う

② ツボ「上星」「顖会(しんえ)」への施灸、「印堂(いんどう)」から鼻に向けての刺入鍼

③ 鼻うがい

④ 霧状の生理食塩水を吸気

  私は鍼灸師ではないので②はできません。自分でできることとしたら、温灸するくらいです。①は自然療法ではないので後で考えます。④はスチーム吸入器を購入する必要があります。高いと思ったら1万円以下で買えるようで、そんなに負担はない。③も簡単にできそうです。

 上記以外の殆どの情報は、鼻茸は治らず再発を繰り返すので、都度病院で点鼻薬を処方してもらうか切除してもらうってことです。自然治癒させること、なかなか難しそうです。

 次に、鼻茸の原因から食事面で気をつけることはないか考えてみます。

鼻茸の原因は病原体の感染 or アレルギー反応?

 まず、鼻茸の原因は、鼻・副鼻腔の粘膜に持続的に生じる炎症(副鼻腔炎)です。副鼻腔とは、鼻の周りにある空洞です。鼻はもちろん、副鼻腔も外部に通じているため、細菌・ウィルスなどの病原体に感染したり、花粉やダニなどのアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)によりアレルギー反応を起こすことがあります。

・細菌、ウィルス感染の場合

 一時的な副鼻腔炎で病原体の感染が残る、副鼻腔と鼻腔をつなぐ自然口がふさがってしまう、ウィルス・細菌・花粉などを排出する繊毛の働きが衰える・・・これらが原因となり、副鼻腔に病原体が増殖して分泌物・膿が溜まり、粘膜がむくんで腫れが生じると考えられている。

 鼻うがいや鼻スチームを使うのは、加湿・加温することで繊毛の働きを活性化するからです。

・アレルギー反応の場合

 白血球の一つである好酸球が過剰に活性化することで、副鼻腔に炎症が起こることがある。鼻茸が多発して鼻づまりがひどくなることが多い。鼻茸の組織中にアレルギーでみられるIgE抗体や好酸球が存在する。

小麦は控えたい

 炎症とかアレルギー反応というキーワードから、気になる食材が思いつきます。

小麦です。小麦は腸管炎症を起こしたり、免疫系を撹乱することがあると言われたりします。小麦ってあらゆる食べ物で使われていますね。パン・天ぷら・うどん・パスタ・スナック菓子などなど。

 私、子どもの頃からパンが大好きです。以前に比べれば食べる量は減りましたが、今もたぶん人並み以上に食べています。小麦が張本人というわけではないと思うけど、症状が出ているときは食べる量を抑えた方が良さそうです。また、私の香川県に住む知人が、うどんを食べるのを制限して、蓄膿症を自然治癒させたと言っていたことを思い出します。

鼻づまりの対症療法(一時的な緩和策)

・ほお骨プッシュ

 他にできることとしては、人差し指の腹を鼻のわきにある「ほお骨」にあてて横に広げることで、鼻の通りが少し良くなります。もう少し正確に言えば、頬骨を斜め上に持ち上げるかんじです。鼻ヨガの一種で「ほお骨プッシュ」と言います。向きについてはご自身で調整してみて下さい。

・ツボ刺激

 鼻の付け根の両わきにある「睛明」、小鼻の左右のふくらみのわきにある「迎香」を刺激します。鼻筋の両側を睛明から迎香まで上下にさする、「睛明」を親指と人さし指でつまんで揉む、あるいは、「迎香」を鼻の両わきから挟むように静かに押します。

・脇の下を刺激

 また、脇の下にペットボトルを挟むと鼻づまりが解消されることがあります。脇の下には圧力を感じる自律神経のセンサーがあり、圧迫することで交感神経が刺激されます。交感神経が刺激を受けると血管が収縮するため、鼻の粘膜での腫れが引いて鼻腔に空気の通る隙間ができ、鼻づまりが解消されるというわけです。

・運動する

 水泳やジョギング・ヨガで鼻づまりが解消した人もいます。また、運動は慢性炎症もおさえます。日中は特に問題ないけど、夜に寝ようとしたら鼻がつまる・・・ってことも少なからずあります。日中は活動的で交感神経が優位のため、既述のように血管が収縮して腫れが引くのかもしれません。

おわりに

 私としては、ほお骨プッシュとかツボ刺激をしつつ、鼻うがいか生理食塩水のスチーム吸入に取り組みます。これにより鼻・副鼻腔の粘膜が正常化して、鼻茸が解消してくれればと思います。これらを試してもダメなら、気分的にはいやだけど、病院行って切除してもらいます。

 鼻茸の対症療法で挙げたことは、鼻茸以外が原因となる鼻づまりでも使えるでしょう。今の季節であれば、花粉症による鼻づまりで苦しんでいる人にも、有効な対策になると思います。

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