自力で健康を目指す天邪鬼

自力で健康を目指す天邪鬼

健康な生体は秩序化されたもの。部分でなく全体をみるホリスティックな視点で健康情報をお届けします。

チョコ食べたらくしゃみが出た・・・それ、アレルギー反応かも!

 チョコを食べるとくしゃみが出ます。

 チョコレートケーキだったりチョコクッキーだったり、 チョコが入っているものを食べると最初に1,2回くしゃみが出て その後はいくら食べても出ないんです。

 これってなんなんでしょうか。

 これはアレルギー反応の可能性が高いです。チョコには様々な種類がありますが、 中でもビ夕一チョコを食ベると、くしゃみの回数が多くなると言われています。チョコに含まれているチラミン・ニッケルが原因となっているようです。

どんな時にくしゃみが出るのか

無意識のうちに出るくしゃみ、まずはどんなときに出るのか、以下に挙げてみます。

① ゴミや埃などが鼻に侵入したときに粘膜の神経が刺激されて、それを吹き飛ばすためにくしゃみが出る。

② 風邪の場合は、炎症により鼻の粘膜が過敏になっているために、くしゃみが出る。

③ 花粉やハウスダストなどのアレルゲン(アレルギー反応を起こす元となる物質)を吸い込んだときに出る。

④ 急に冷気を吸い込んだときに出る。(寒暖差アレルギー)

⑤ 朝、目が覚めたときにくしゃみが止まらなくなることがある。(モーニングアタック

⑥ きらっとまぶしい光を目にした時に発生することがある。太陽を見たときにくしゃみが出たことってありませんか? 私は仕事中などにくしゃみが出そうで出ないときは、蛍光灯の光を見ます。そうすると出やすくなります。

⑦ 性的な興奮、満腹時、トイレでのいきみでも、くしゃみが出ることがある。

(⑥と⑦は、副交感神経の活動が高まるため、鼻症状が出るという説がある)

チョコに含まれるニッケルがアレルギー反応を引き起こすことがある

 チョコにはニッケル・クロム・銅・スズなどの金属が含まれています。食べ物の中に金属が含まれているって、驚くかもしれません。でも、皆が日常的に食べている、あらゆる食材に金属は含まれています。肉や貝には鉄分が多く含まれていますが、鉄ももちろん金属ですね。そして、そのような金属はミネラルでもあります。

 ミネラルは体を構成する重要な成分であり、筋肉や神経の働きを調節したり、ビタミン同様、代謝にも深く関わるなど体の中でさまざまな働きをしています。ミネラルの必要量はごくわずかですが、とても重要。そしてミネラルとは水素・炭素・窒素・酸素を除いた元素の総称です。つまり、金属もミネラルなのです。

 人によっては、チョコのニッケルがアレルギー反応を起こすことがあります。金属アレルギーと言われています。アレルギー反応の症状として、皮膚に赤みやかゆみが生じたり、喉の調子が悪くなったり、お腹がいたくなったり、ひどいときは心臓がドキドキしたり不整脈、ぐったりすることもあります(アナフィラキシー)。

 また、金属以外のチョコに含まれる成分、例えば油脂分がアレルギー反応を引き起こしている可能性もあります。

チラミンによる症状ってアレルギー反応なの?

 チョコに含まれるチラミンという成分が、アレルギーと似た症状を引き起こすことがあります。通常のアレルギー反応とは異なり、免疫系の応答が生じるわけではなさそうです。このため、チラミンは仮性アレルゲンとされています。

 チラミンには交感神経を刺激・血管の平滑筋に作用して収縮させる作用があり、一時的に血圧が上昇します。さらにチラミンの効果が切れると血管拡張が起こり、頭痛、動悸、顔面紅潮、発汗、吐き気・嘔吐などのアレルギー反応と類似の症状が起きます。

 チョコを食べて鼻血が出るのは、チラミンによるこれらの作用が原因のようです。

一生チョコを食べないの?

 大前提として、くしゃみが止まらないときは医者にかかることです。アナフィラキシーで強い症状が出ることがあるそうです。病院で IgE検査やパッチテストなどの検査を受けると思いますが、その結果チョコが悪者と判断され、食べないよう指導されるかもしれません。

 でもね、その上で考えたいことがあるのです。ここからは、私の個人的な洞察・考えなので、あえて強くおすすめるることはしません。

 例えばチョコに含まれる金属って、別にチョコだけでなく他の食材にも普通にあるんですよ。チョコに多いってだけです。そしたら、チョコ以外の食材も全部避けるのでしょうか? 食べるものがなくなってしまいますよ。チョコに含まれるニッケルは、豆や海藻にも多いです。あまりに制限しすぎると、今度は逆にミネラル欠乏症となるおそれがあります。

 ですから、アレルゲンに接しても過剰に反応しない身体作りをすれば、いずれチョコをふつうに食べれるときが来るのではないでしょうか。そのためには、温冷浴で自律神経のバランスを保ち、ウォーキングで神経を鈍感にすることを、長期的な視点で実践したいところです。

okinawanaturop.hateblo.jp

 また、生体自然療法士から足操術を受けたり氣流体操を指導してもらえば、より早く効果が現れるでしょう。医学的には減ることがないと言われている IgE抗体も、減った実績があると伺っています。

 チラミンにしても、度を超えてチョコをたくさん食べ過ぎなければ大丈夫ではないでしょうか。私はコーヒーが大好きで、飲みすぎると心臓がドキドキすることがありました。今は飲む量を減らしていますが、ゼロにするつもりはありません。週末にはお気に入りのカフェに行って、美味しいコーヒーを飲んでいます。

 また、私の日課となっている温冷浴は冷浴・温浴を繰り返すので、血管の収縮・弛緩を強制的に起こしています。これにより、チラミンのような仮性アレルゲンを多少摂っても、ある程度対応できる血管の柔軟性は確保できていると思っています。

おわりに

 金属アレルギーは治らないと言われているようですが、そんなことは無いと思います。私は以前はベルトのバックルの金属のためにお腹がかぶれることがありましたが、今は全然かぶれません。アトピー・花粉症などのアレルギーも自然療法により改善します。

 チョコアレルギーが完全に治っていなければ、自動車の運転中にチョコを食べるのは止めましょう。くしゃみして目をつぶると大変危険です。また、熱い飲み物を持っているときチョコを食べると、くしゃみしてこぼしてやけどする可能性もありますので注意しましょう。